「雨が強くなったからやめようか」で割引してくれるコース
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/07/30号
2019/08/26更新

「雨が強くなったからやめようか」で
割引してくれるコース

 梅雨とはいえ、プレー日が雨の日にあたると、どうも損をしたような気分になってしまうが、そんな気持ちを和らげてくれるサービスを行っているゴルフ場がある。

さすがにもうやめようかな……

 伊豆にらやまCC(静岡県)では、なんと「荒天割引」が好評という。どのゴルフ場でもいったんスタートしてしまえば、途中で上がってもプレーフィは通常どおり支払わなければならないというのが原則。ところが同CCでは悪天候を理由に途中でプレーを止めたプレーヤーに対し、プレーしたホール数に応じて、通常料金からの割引を行っているのだ。

 その割引率が表になってホームページに掲載されている。例えばセルフプレーで終了ホールが9番なら2000円引き、1番だけしかプレーできなかったのなら6000円割引となる(通常料金は平日それぞれ8600円、9500円)。キャディ付きの場合、セルフにプラス1000円上乗せされる。

 「もともとは雪や雷などでプレーが困難な場合のサービスとして何十年も前から実施していましたが、現在は雨でも適用させてもらっています。会員かビジター、セルフかキャディ付きかで多少の違いはありますが、割引表を見てもらえば一目瞭然になっています」(支配人・白橋和典氏)

 長野国際CC(長野県)は、割引表は作っていないが、天候を理由に9ホールでプレーを止めた場合にはハーフ料金に切り替えるなど、臨機応変策を取り入れている。

 「あくまで現場での判断です。スタート前、午後から雨の予報でもその時点で降っていないなら、『ハーフでも行ったらいかがですか?』とお声がけをするなどして、コミュニケーションも図っています」(総支配人・古木惣一郎氏)

 また同コースでは雨の日限定のドレスコードも実施。ハウス内のスリッパ着用を認めていて、靴、靴下を乾かしている間、快適にランチを楽しんでもらうという意図。ビチャビチャ靴を履かずにすむ。

 梅雨のこの時期、ゴルファーにとってはちょっぴりお得な気分になれるサービスといえるだろう。

  
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