快進撃続くまた勝ったデシャンボー。祝杯はチョコミルク?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/02/19号
2019/03/01更新

快進撃続くまた勝ったデシャンボー。
祝杯はチョコミルク?

   欧州ツアーのオメガドバイデザートクラシックでブライソン・デシャンボーが海外初優勝。後続に7打差をつける圧勝に「脱帽」の声続々だ。

 昨年の米ツアー賞金王ジャスティン・トーマスは「いまのデシャンボーは信じられないようなゴルフをしている。優勝おめでとう! 僕ももっと科学の授業を真剣に聞いておくべきだった」とSNSに発信。“いかれた科学者"と呼ばれるライバルに最大の賛辞を贈った。

 デシャンボーがゴルフ界に登場したときには、アイアンをすべて同じ長さに揃えるワンレングススタイルや、ひじを伸ばして打つ独特のスウィングに疑問を抱く向きが多かった。しかし、本人は「ゴルフを科学するというより僕は実験至上主義者」と堂々。壮大な実験を重ねた結果、成果が実証されたものだけを取り入れ、独自のスタイルを構築してきた。これにはタイガーも「彼の意図は理解できる」と認めるほど。

 それでも、ときにルール違反を指摘されるなど“変人"“色物"扱いが続いた。しかしゴルフは結果がすべて。昨年のプレーオフシリーズで2連勝、ツアー通算5勝を挙げ世界ランクトップ5に浮上すると、大御所グレッグ・ノーマンが「もう1度人生をやり直すならワンレングスアイアンでプレーする」とデシャンボー流を高く評価。辛口で知られるゴルフ解説者のブランデル・シャンブリーも「19年の終わりにはワンレングスを採用するプロが増えるだろう」と予想するなど、変人の株はグイグイ上昇。同僚のトーマスまでが心酔するとは、1年前は思ってもみなかった現象だ。

 「確かに彼のスウィングは独特。でもそれでこれだけのゴルフをしているんだから完璧だよ。調子が良いから自信にあふれている。パッティングも入りまくっているし悪いところはひとつもない」というのはセルヒオ・ガルシア。当の元“変人さん"は欧州初勝利に「でっかいグラスにチョコレートミルクを注いで飲み干したい」とコメント。やっぱり変わっている!?

  
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