タダHP問題事例が次々と明らかに……
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2017/04/25号
2017/04/17更新

タダHP問題事例が
次々と明らかに……

 弊誌でも先週お伝えしたゴルフスタジアム(GS)社の"タダホームページ"にかかわる問題。多くのレッスンプロや工房から声が寄せられた。今回は3つの事例を紹介する。

事例①(関東地区レッスンプロ)
契約は昨年夏。営業マンが某大手練習場や有名レッスンプロのHPも手がけているというからすっかり安心してしまった。10月にHPができる直前に、よかったら使ってください、みたいな感じで「モーションアナライザー3」のソフトを渡された。しかも、ウィンドウズ用でマックユーザーの自分には使えないので、封も開けていない。その後、今年3月になって2月分の振り込みがされていないことに気づいた。しっかり確認しなかった自分も悪いとは思う。仕事でOBを打ってしまった、バーディで取り返すしかないと、なんとか思うようにしています。ローン残金:220万円

事例②(関東地区レッスンプロ)
契約したのは2013年6月で、これまでお金が支払われなかったことはなかった。ただ、契約直後から担当営業マンがコロコロ変わって「前のことはわからない」と言われることがよくあった。営業マンたちは自分の仕事を必死にこなしている感じで、会社の仕組みを理解していないようではあった。ソフトは契約時には渡されず、後日持ってきた。私は2社のカード会社でローンを組んでいたが、今年になって、それを「1社にしませんか」と営業マンに持ちかけられた。「もう1社ぶんは当社が負担する。その代わりに契約を延長してほしい」と言う。「そんなバカなことあるわけない」と、私は断ったが、その誘いに乗った人もいたようだ。スウィング解析ソフトなどまったく必要のない工房にも売りつけるなど悪質。生徒をとってレッスンをしている手前「ダマされた」と言い出せない人も多いようだ。ローン残金:200万円

事例③(関東地区ゴルフ工房)
3月1日に契約書にハンコを押した。そのとき担当者が「契約書の日付を2月21日にしてくれ」と。変だなと思ったが、言う通りの日付にした。問題が発覚して、3月31日に営業が言い訳にやって来た。3時間ほど話し合ったが、もちろん釈然としない。そのときのやり取りは録音してあり、今は弁護士に預けてある。契約段階でGSの支払いが滞っていたのだから、営業の行為は限りなく詐欺に近いのではないかとのことだ。知り合いの女子プロからも相談を受けているし、ゴルフ工房をやっている知り合いも被害を受けている。彼の話では、車を買うためのローンを組もうとした際は、審査ではねられてしまったのに、今回のGSの件ではすんなり通ってしまったのが解せないとのことだ。すでに警察にも相談している。契約は4月からなのでまだ入金も出金もないが、銀行口座はストップしている。ローン残金:350万円

 

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