石川、デイもやっている「右脳・左脳コントロール」特訓って何?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2016/02/02号
2016/01/26更新

石川、デイもやっている
「右脳・左脳コントロール」特訓って何?

 ゴルフ上達に脳トレが役立つといわれて久しいが、石川遼、ジェイソン・デイ、ジャスティン・ローズらが実施している「右脳・左脳コントロール」特訓で再び脳トレが脚光を浴びている。

脳の切り替え!

昨年末、遼が日本シリーズに勝ったときに明かしたのが「右脳と左脳の切り替え」という考え方。「残り距離などは左脳で考えるが、打つ時は打つ球筋をイメージして右脳で打ちたい。いろいろ考えながらスウィングに入ると体が動かない」というのがその大意。

よく知られているように左脳は論理、右脳は感性、五感を司る。ジュニア時代は何も考えず右脳の感覚だけでうまくいっていたが、多くの経験値を積むと、左脳がゴルフの怖さも覚え、思い切ったプレーができなくなるというのはこのため。

しかし、遼は「ジュニア時代のことができないというのは言い訳のようでイヤ」と、メンタルトレはしてこなかったという。これが大変化。以前から使用しているというデイの影響もあるのかもしれないが、『フォーカスバンド』と呼ばれるスマートフォンとアプリを連動する器具を用いて、朝晩に約10分瞑想し、右脳、左脳を切り替えるトレーニングを行っているというのだ。それが日本シリーズでの勝因のひとつだったという。

「以前は右脳だけを鍛えればいいといわれていましたが、私は早くから右脳、左脳の切り替えをいかに自動調節できるかどうかが勝負だといってきました。例えばスウィングにしてもテークバックからトップまでは左脳を使い、トップからフィニッシュまでは右脳に切り替える。この脳のオートマ機能を練習で身につけるわけです」(ドイツ国際神経科学研究所脳神経外科名誉教授・大井静雄氏)

話題の『フォーカスバンド』は今年のゴルフフェアでお目見えするという。

 
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