フェニックスオープンみたい!?レジェンドの大会がすごい
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2019/05/28号
2019/06/07更新

フェニックスオープンみたい!?
レジェンドの大会がすごい

 60歳以上と68歳以上のプロが日本一を争う日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権。宝塚クラシックGC(兵庫)で開催された今年は、グランドの部では佐藤剛平の初優勝。ゴールドの部では海老原清治が3連覇を果たした。

"エビさん"3連覇達成!

 日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権は、レジェンドたちが技を競う大会とはいえ、かつては、ギャラリーは選手の関係者や近隣のゴルフ好きだけで、“ひっそり"とした雰囲気だった。

 しかし、ここ数年はだいぶ様子が変わってきた。昨年、おおむらさきGC(埼玉)で行われた大会は2日間で1万3000人弱のギャラリーを集めた。今年も約1万人のギャラリーで会場はごった返しの状態だ。

 まず、入場無料のうえに、好きな軽食1つが選べるチケットまでついている。ギャラリーサービスの抽選会やレッスン会、試打会などイベントも盛りだくさん。最寄りの宝塚駅から10分の距離をシャトルバスがひっきりなしに往復し、まさに集客に特化したような運営体制なのだ。

 9番グリーンでは奥田靖己が、上がって来る選手を紹介し、それを女子プロの藤井かすみとゴルフタレントの黒田カントリークラブがサポート。「まだ、選手がセカンドまで来ていないので、今のうちにウェーブの練習をしましょう」という具合で、まるでPGAツアーのフェニックスオープン名物の16番パー3のミニチュア版のようなのだ。

 芹澤信雄、尾崎直道といったビッグネームに競り勝った佐藤剛平は「大勢のギャラリーに見守られていると無難なプレーはできません」と攻撃的なゴルフに徹した。

 4人のプレーオフを制した海老原清治もギャラリーに応えるガッツポーズで締めくくり、「プロの試合は盛り上がりが大事。いい雰囲気でプレーできました」と振り返った。

 この盛り上がり、男子のレギュラーツアーにも参考になる部分がありそうだ。

  
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