政界ではゴルフのたとえ話がジョーシキ?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2017/02/28号
2017/03/05更新

政界ではゴルフの
たとえ話がジョーシキ?

 五輪ゴルフ会場である霞ヶ関CCの女性正会員問題を巡って、小池百合子都知事が「永田町にグリーンオンした」と五輪担当相の丸川珠代氏。いったいどういうことか。

 経緯を説明すると……。小池氏がシンポジウムで「せっかくスカートをはいている五輪担当相もおられる。もっと明確にいうべきだ」と、丸川氏に霞ヶ関CCに対して、女性正会員を積極的に求めるよう促した。これに対し「(都庁がある)西新宿から打ったら永田町のグリーンにワンオンっていう感じの、ズバーンって感じできた」と応じた丸川氏。"ワンオン"という表現から2人が直接話をしたことがわかる。実際に丸川氏が小池氏に電話をかけて言葉の真意を確かめたそうだ。ちなみに丸川氏は「私も飛距離を伸ばすよう頑張りたい」と続け、何やら"対抗心"をちらつかせる一幕も。

 ゴルフ話で喩えるといえば、安倍晋三首相はかつて、日本のデフレ状況を「ゴルフでいえばボールがバンカーに入った。グリーンに乗せないといけないが、安全にと思ってパターで打とうと思っても、崖が前にあって脱出できない。我々はバンカー用のサンドウェッジを持った」と、説明したことがある。ゴルフを知らない者にとってはチンプンカンプンだっただろう。

 そういえば、安倍首相の祖父である岸信介元首相もゴルフ好きで知られ、「僕のボールはまっすぐ飛ぶだろう。右でも左でもないんだ」と中道アピールととれる発言を。保守右、タカ派といわれることを気にしていたのだろうか……。

 米国では、トランプ大統領がかつて、同性婚を長尺パターに喩え「ゴルフのパターをとても長いものに変える人がいるが、とてつもなく魅力がない。私は伝統的だ」と話したことがある。

 最後に、ゴルフ発祥の英国で1910~20年代に首相を務めたデビッド・ロイド・ジョージが遺したウイットに富む喩え話を紹介しておこう。

 「私が最も尊敬するゴルファーはエジプトのスフィンクスだ。2000年の間、バンカーにいながら泣き言ひとついわんじゃないか!」

 座布団はジョージ首相に!

 
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