まだ2試合……試合減の男子、試合勘維持にミニツアー活況
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2015/5/26号
2015/5/19更新

まだ2試合……
試合減の男子、試合勘維持にミニツアー活況

 今季の男子ツアーは、海外との共催も含めると27試合と昨年より3試合増だが、ピーク時(82年)の46試合と比べると、低迷を脱したとは言い難い。そんななか腕試しの場としてのミニツアーが活況を呈している。

 このほどプロギアが「PRGR RS CUP」という新たなミニツアーの開催を発表。6月~9月の間に関東各地で4試合の予選会を開催し、10月に大洗GCで決勝大会を行うというもの。優勝賞金は予選会が40万円で決勝大会が80万円。1日競技の賞金額としては魅力的だ。

 出場資格はプロと研修生のほかHC15以下のアマチュアで、アマチュアに関してはスクランブル方式のダブルス戦もあり、決勝大会上位のアマチュアは、プロとラウンドもできる。

 今年シニア入りした米山剛は、ミニツアーで試合勘を維持してきたプロのひとりだが、「出られる試合が増えるというのはありがたいことです。ぜひエントリーしたい」と語る。米山が足繁く出場していたミニツアーに4年前に発足した「ATPゴルフツアー」がある。年間50試合ほどで、その多くが男女同時開催だ。

 賞金もさることながら勝ち上がるとレギュラーツアーに出られるのが魅力というミニツアーもある。「ATLASユピテル杯」(3試合)は中日クラウンズへ。「太平洋オープンゴルフ」(5試合)は三井住友VISA太平洋への出場につながっている。

「元シード選手とか、オープンウィークだとシード選手も出るミニツアーもありますから、刺激になるし楽しいですよ」と米山。

 若手や研修生には登竜門。ベテランには再起の場所。腕に覚えのあるアマチュアも楽しめるのがミニツアーだ。

 
【関連記事】こちらも注目です!
2015/01/13 試合数は?男子3増で女子増減0
2014/07/29 年間50試合出場の猛者も人気のミニツアーは“プロの矜持”
2014/03/04 男子ツアーが1試合増昨年と同じ計25試合に


一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト