週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 8/19,26号
2014/8/19更新

灼熱ラウンド後
4つの工夫で翌日の疲れが違う

 猛暑が続く。灼熱ラウンドで体はぐったり……という人も多いだろう。しかし、その疲れを翌日に持ち越さないことこそ大切だ。専門家たちに話を聞いたところ、疲労回復のポイントは食、運動、風呂、睡眠だという。



現在の「山コース」の鳴尾GC

 管理栄養士の橋本玲子氏によれば、「ラウンド直後の水分と糖質補給は必須」という。ジュースやゼリードリンクのほか、おすすめはゴルフ場のレストランを利用してスイカやかき氷を食べてから帰ること。水分・糖質補給になり、ほてった体も冷やすので一石二鳥だ。夕食は、「できればラウンド後3時間以内がいい。グリコーゲンの働きを助ける酢を使った料理がおすすめです」酢の物はもちろん、冷しゃぶをポン酢であっさり、というのもいい。なるべく多くの栄養要素をとるため、昼と同じメニューは避けたい。

運動 「ゴルフは18ホールであらゆる筋肉を酷使します。これをラウンド後の軽い運動でほぐしておくと、翌日の疲れの残り具合が違いますよというのは、トータルゴルフフィットネスのトレーナー・小林彩佳氏。やりすぎは逆に疲労につながってしまうので、ラウンド後5分、寝る前5分くらいがちょうどいい。「とにかくゆっくり、反動をつけずにやるのがポイント」という。

風呂 「お風呂は必ず2回」と力説するのは、お風呂博士こと㈱バスクリンの石川泰弘氏だ。ゴルフ場のお風呂で筋肉の疲れをほぐし、自宅のお風呂で精神的にリラックスし、いい眠りの準備をすることが疲労回復に効果大とのこと。

睡眠 睡眠学会認定医師の遠藤拓郎氏は、「適度な運動はいい睡眠につながりますが、ハードな運動は逆に眠りを妨げることがあります」という。体は疲れているのに、どうしても寝つけない、こんなときは「ミオグロビンという物質が原因です。これが体内にあると、ぐっすり眠れません」。そうならないためには「水分補給につきます。でも寝る前に飲むようでは遅いんです。ラウンド中からこまめに飲んでミオグロビンを排出する。水分不足は熱中症だけでなく、睡眠の妨げにもなるんです」(遠藤氏)。

 食、運動、風呂、睡眠、4つのポイントに気をつけて、灼熱ラウンドの次の日を乗り切ろう!

 
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