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週刊ゴルフダイジェスト BACK9の内容をほぼそのまま転載しています。バックナンバーを保存しておきますので、ご利用ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2/4
1/27更新
米ツアーでも健在
日本屈指のパットの名手・谷原秀人

 米ツアーのソニーオープンで谷原秀人が優勝争いを演じトップ10入り(8位タイ)を果たした。好調な滑り出しの陰には、あるデータの裏づけがあった。



 「構えを見ただけで入る予感がする」by藤田寛之

 大会前の意気込みを谷原に訊ねると「開幕戦といってもこのあとに試合が続くわけじゃない。12月はほとんどクラブを握っていないし、行き当たりばったりです」と言葉は控えめだ。

 だがいざ本番になると、ほかの選手が苦労した芝目の強いグリーンで面白いようにパットを決め優勝まであと一歩。「4日間1度も3パットがなかったのは自信になりました」と本人が言うとおり、パッティングのスコアへの貢献度をデータ化した『ストローク・ゲインド・パッティング(以下SGP)』が出場144選手中1位。国内ツアーで2年連続平均パット1位の本領を発揮したというわけだ。

 日本ではなじみのないSGPとは、米ツアーで3年前、平均パットに代わって採用されたスタッツ。米ツアーに蓄積されたデータから割り出された〝パットの残り距離とそれにかかる打数の平均値〟と比較して、その数字が大きいほどパットの貢献度が高く、逆に平均値の0を下回りマイナスならパットで損をしたことになるというモノ。

 谷原のソニーオープン(4日間)でのSGPは1.754。2位には、現時点で今季の同部門ランキング1位を走るマーク・リーシュマンが入ったが、その彼を0.033上回ったのは、じつはもの凄い快挙なのだ。

 ちなみに13-14年シーズン、パットに定評がある松山英樹でもSGP値は0.444で40位。石川遼はマイナス0.640で135位とグリーン上での苦労が浮き彫りに。その辺は石川も自覚しており、開幕前に「SGPを50位以内にするのが当面の目標」と語っている。

 それにしても谷原のパットの上手さの秘訣とは? 名手・藤田寛之は言う。「要は入るか入らないか。入れているから上手いんです。谷原くんはラインの読みがよく、狙ったところにボールが打てている。構えを見ただけで入る予感がする」。また谷原は普段から「10メートルくらいのロングパットを練習している」そうだが、ルーク・ドナルドも「ロングパットを沢山打った方が距離感はよくなる」と指摘していた。

〝パットが入る年男〟谷原が今年はやってくれそうだ。

 
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