週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 4/16

2013/4/8更新

パット好調で初勝利。
一ノ瀬の味方は「ほんとうの転がり」

　プロ入り７年目の一ノ瀬優希がＴポイントで初優勝。２日目はコースレコードの「64」をマークし、とくにパットが好調。「あのパターは？」と注目が集まった。

面白いようにパットが決まったTポイント

　一ノ瀬の平均パット数はＴポイント終了時1.7456で9位。昨年は1.8131で25位、一昨年は1.8702で65位だったから、今年の数字が好調さを物語る。

　今季使うのはピンのニューモデル「スコッツデ―ルＴＲアンサーⅡ」。このＴＲパターには大きく２つの特徴がある。ひとつはシャフトの長さ調整機能。一ノ瀬は33インチにカットしたものを使っているが、市販品は31～38インチの範囲で自在に調整できる。

　体型などに合わせて最適なセットアップができるため、振りやすくストロークが安定すると評判だ。第２にスウィートエリアを最大限に広げたＴＲ溝をフェース面に採用していること。溝の中央部を深く（1.43ミリ）、周辺部を浅く（0.2ミリ）し芯を外したときでも距離感のバラツキを最小限に抑える効果があるのだとか。

「モデル名のＴＲは、トゥルーロール＝ほんとうの転がりの頭文字。一ノ瀬プロも『イメージ通りに打てて、転がりがよかった』とのことでした」（ピンゴルフジャパン広報・山口尚子氏）。このＴＲ、ハンター・メイハン（34インチにカット）やリー・ウエストウッドなどのプロも使用中。

　ほんとうの転がり、試してみたくなった？