スタジオアリスで6連続を含む8バーディ、64のスコアで首位の藤田光里を逆転、今季初勝利を飾った成田美寿々。それだけでも十分に華々しい活躍だったが、さらに優勝インタビューでは自らを「かわい子ちゃんハンター」と評し、すっかり話題を独占した。
この試合、多くの男性ファンの視線は念願の初優勝を目指し、首位でスタートした美人プロの藤田に注がれていた。そんななか「ぶっちゃけ、アウェー感いっぱいでした」と語る成田は「(藤田のバーディには)3倍の拍手があったから"よしっ"とモチベーションがあがりまくり」と奮戦。見事な逆転勝ちにつなげた。
「ショットの調子は先月のTポイントレディスのときから勝てるレベルで、あとはパット次第という状態でした」と成田を指導する井上透コーチ。
このオフは、平均ストロークをツアー史上初となる69台にすることを目標に「パッティング」と「リカバリーショット」の向上、「ドライバー飛距離の10ヤード増」に取り組んだ。そのために約270万円もするトラックマンを購入し、リカバリーショットでは、時間的に効率の良いアプローチ練習を重ねた。
また、飛距離増を狙ってドライバーを1インチ伸長。だが、そのために当初はフェアウェイキープ率が悪く、グリーンの好位置をとらえる割合も低かった。しかし、その不安定さも克服。現在は、ほぼシーズン前に描いたゴルフができているという。
「平均ストローク69台でシーズンを終えれば、5勝、獲得賞金額2億円で賞金女王という結果につながるはずです」(井上コーチ)。そして、成田が常々「目標」と口にする「オリンピックの日本代表」もぐっと近づくはずだ。
ところで、「かわい子ちゃんハンター」というキャッチーなセリフだが、井上コーチによれば「あの手のユーモアは普段からです。でも、あれも周囲の状況を冷静に観察、判断できるからこそ。彼女の強さのひとつでしょうね」
次の優勝でも、キャッチーなセリフでツアーを盛り上げてもらいたい。
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