ミケルソン出てたんだ……天才レフティ大丈夫?
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2015/2/17号
2015/2/10更新

ミケルソン出てたんだ……
天才レフティ大丈夫?

 先の米ツアー、ヒューマナチャレンジにフィル・ミケルソンが15年初見参。ライダーカップ以来の登場とあって話題になるかと思いきや、まったく注目されず。しかも24位タイと平凡な成績に終わり天才レフティ、大丈夫? という声が囁かれ始めている。

 最近のミケルソンが話題を集めるのはライダーカップ関連の話ばかり。昨年大敗を喫した米チームについて、自らの不甲斐なさは棚に上げ、こともあろうかキャプテンであるトム・ワトソンを同席した記者会見で批判したのだから穏やかではない。

「ポール・エイジンガー(08年アメリカが優勝したときのライダーカップ米キャプテン)が確立した勝利の方程式があるのに、それを踏襲しない理由がわからない」と語り物議を醸したのだ。

 確かに08年以来アメリカは連戦連敗が続いているが、なにも"世界のトム"を公衆の面前で批判する必要はなく、彼の変人ぶりが浮き彫りになった瞬間でもあった。

 あれから沈黙を守っていたミケルソンはヒューマナチャレンジで、来るべきプレジデンツカップやライダーカップを見据え、PGAが検討委員会を設置し、より広く選手の意見を聞くシステムを採用したことにいたくご満悦。

「とても良い気分だね。これから将来を背負って立つアメリカの若手のためにも、自分たちがより良い方向に導いていかなければ」と責任感をむき出しにした。

 とはいえプロ入り以来、すべてのライダーカップとプレジデンツカップのメンバーに選ばれている彼が今後もチームの一翼を担い続けられるかは不透明な状況だ。

 未勝利に終わった昨年は賞金ランク38位で、トッププロの証であるツアー選手権(最終戦)出場を逃した。全米プロで単独2位に食い込んで意地を見せたが現在世界ランクは17位。

 華のある選手だけにアメリカでの人気はいまだに絶大。しかし年齢的には44歳で、すでに選手としてのピークは過ぎたともいわれる。現役にこだわる意向を示している彼にとって今季は正念場といって良いシーズンだ。このまま静かにフェードアウト、なんてことになるのだけは避けて欲しいものだが……。

 
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