週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 6/17号
2014/6/10更新

世界ランク1位になって即優勝!
A・スコットを支えるチーム

 世界ランク1位のタイガーの座を奪い取った直後のクラウンプラザ招待で、堂々、逆転優勝を飾ったアダム・スコット。彼の強さはチームに支えられていた。



世界一の"チーム・スコット"

 クラウンプラザ招待の優勝でテキサス開催のツアー全4試合を制し史上初のテキサススラムを達成したスコット。彼のバッグを担ぐのがスティーブ・ウィリアムス。元タイガーのキャディでオージー初のマスターズチャンプ誕生に貢献したのはご存知のとおり。しかしスティーブは今季限りでキャディ引退を決めており、スコットはスティーブ引退の花道に「メジャーもう1勝」を今年の至上命題にしている。

 一方、技術面を支えるコーチが実妹の夫ブラッド・マローン氏。ブッチ・ハーモンに師事していた09年、極度のスランプに陥ったスコットが、イギリス出身の義弟にコーチを依頼。「気心の知れた頼りになる存在」を得て長尺パターにも挑戦。メジャー前には長期的に試合を休み、自宅のあるバハマで"水入らず"の合宿を張り、ビッグイベントに挑むスタイルを確立してから、メジャーで抜群の戦績を残すようになった。

 とはいえ12年の全英オープンでは最終日の上がり4ホール連続ボギーでV逸。アーニー・エルスに逆転を許したが、そのエルスこそスコットが「兄」と慕う存在で、13年のマスターズ1カ月前に2人はオーガスタを視察プレー。「充実した練習ラウンドのお陰で勝てた」とスコットは明言している。

 そして忘れてはいけないのが先頃極秘裏に結婚式を挙げたスウェーデン人の妻マリーさんの存在。4月17日の挙式当日、家族以外の招待客は「パーティだといわれて出席したらウェディングだった」とか。

 マリーさんは建築関係のデザインを手掛けているが、以前トーマス・ビヨーンの子供のベビーシッターをしていた当時、スコットと出会っている。なにやらパーネビック家のベビーシッターだったタイガーの前妻エリンさんとダブるが、新世界ナンバー1には末永く幸せになってもらいたい。

 
【関連記事】
2014/ 6/10 世界一陥落のタイガー「復帰のメドたたない」
2014/4/29 マスターズ恒例のチャンピオンズディナーA・スコットが供したのはなんと“ワギュウ” ?
2013/9/24 クリーマーとスコットが断トツ。セクシー度のおハナシ

バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト