週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 4/15
2014/4/7更新

マスターズ目前
世界1位&2位に立ちこめる暗雲

 メジャー初戦マスターズを控え、気になるのが世界ランク1位&2位のタイガー・ウッズとアダム・スコットの動向。なにやら2人の前に暗雲が立ちこめているようで……。

 タイガーの今季の序盤戦はキャリア最悪の滑り出し。ホンダクラシックで最終日に腰痛を理由に棄権すると、キャデラック選手権では最終日に得意コース(ブルーモンスター)で自己ワーストスコアをマーク。過去8勝と相性の良いアーノルド・パーマー招待を腰痛のため欠場することに。

 と、その後行われたツアー競技のスポンサー発表会見では、こんな意味深な発言まで飛び出した。「数週間休んで(腰痛の)治療に専念しているが、正直オーガスタの話をするのは現段階では早すぎる。これは自分にとってもフラストレーションが溜まる状況だ」

 過去4勝を挙げているマスターズはアマチュア時代から19年連続で出場しており、不倫スキャンダルで謹慎していたときも「時期尚早」との批判を浴びながら復帰戦に選ぶなど、思い入れが強い大会。そこに出場するかどうかまだわからないというのだから由々しき事態である。

 一方、世界ランク1位が不振に喘いでいるいまこそ、その存在をアピールすべきナンバー2のスコットのほうも今ひとつピリッとしない。

 アーノルド・パーマー招待では、初日から首位を独走しながら最終日に自滅し、伏兵マット・エブリーにツアー初優勝を献上。世界ランク1位浮上のチャンスをフイにした。一昨年の全英オープンで最終日の上がり4連続ボギーでメジャー優勝を逃したときもいわれたが、詰めの甘さは否めない。

 思えば昨年12月のオーストラリアンオープンでも最終日最終ホールにボギーを叩き、同じホールでバーディを奪ったローリー・マクロイに逆転優勝を許し、「こういう形で勝って申し訳ない」とマクロイに同情される始末だった。

 この2人が不安を抱える現状をかんがみるに、マスターズは誰が勝ってもおかしくない〝混戦〟になりそう。松山にもチャンスあり!?

 
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