週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 3/11
2014/3/3更新

空気みたい!?
世界最軽量の新シャフトは"非力な人のミスに強い"

 〝世界最軽量〟を謳うシャフトがフジクラから3月7日に新発売される。シューズやウェアなど、ゴルフ業界は軽量ブームだが、シャフトも軽ければいいの?



 その名も「エアースピーダー」。その重さはわずか33グラム(塗装なしで31グラム*)しかない。他社の軽量モデルをみても、三菱レイヨンの「バサラW33」が41グラム、これまで最軽量といわれたヨネックスのカスタム用シャフト「レクシスキセラ」の36グラムより軽い。

「ヘッドスピードでいえば35メートル/秒以下の、力の弱いシニアや女性が主なターゲットです。軽いからといって強度に問題はなく、撓わんでもつぶれにくいため、飛びのパワーをボールにロスなく伝達できます」(同社広報担当)

 トルクが9.8度と際立って大きいのも特徴の一つ。トルクが大きければ、スウィングが不安定でもヘッドの動きは影響を受けにくい。芯を外して打つテストでも方向性はほとんど変わらないという。

 理論的には軽ければヘッドスピードがアップするのはわかるが、この軽さを生かすにはどんな使い方がいいのか。

 本誌でおなじみ、ゴルフギア探検隊の児山和弘氏に聞くと、「最近は、これまで60グラム台を使っていた人が50グラム台にして長さを1インチくらい長くして飛距離をアップさせた成功例をよく耳にします。その意味では、ヘッドスピードの遅い非力な人でゼクシオなどのやさしいヘッドを使っている人が、このシャフトを長め(46インチ以上)で使うと、意外に化ける可能性ありかも」

 リシャフトに興味はあっても、非力だから……と遠慮していた向きにはピッタリ?

*1月現在、主要シャフトメーカー販売用単体シャフトで世界最軽量(同社調べ)

 
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