週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2/11
2014/2/4更新

アジアンツアーの賞金シードが確定
日本人のシードは3人に

 アジアンツアーは先々週、当初の予定より1ヵ月遅れて13年シーズンが終了。60位までの賞金シードが確定したが、日本人選手は、26位に入った片岡大育1人という結果になった。


日本とアジア両ツアーでシードを獲得した片岡

 最終戦「キングズカップ」はもともと、タイのプミポン国王の誕生日(12月5日)前後の週で予定されていた。ところが昨年は、同時期に隣国ミャンマーで東南アジア競技大会が開催されたため、それを配慮し約1カ月延期された。

 アジアンツアーの日本人選手の賞金シードは、10年が2人、11年が4人、12年が3人、13年が2人と推移し、今季は片岡の1人となる。

 寂しい数字となったが、その片岡にとって、昨季は飛躍の年となった。日本ツアーで17試合、アジアンで13試合(うち1試合は日本ツアーとの共催)出場と精力的に転戦し、日本ツアーでは初めて、アジアンでは3年連続となる賞金シードを獲得した。今季の片岡はツアー初優勝が期待されている。

 昨季のもうひとりのシード選手、小林正則は、賞金ランク85位にとどまったが、12年のアジアパナソニックオープン優勝の資格で今季もシード権がある。小林はアジアンツアーの厳しさを「悔しさを味わうばかり」と評しながらも、「常に刺激をもらえ、日本に戻って頑張ろうと思える」と振り返る。同じく13年のパナソニック優勝でシード権を得た川村昌弘と同様、今季もアジアに挑むつもりだ。

 最終戦で賞金ランク97位からの逆転シードを狙った市原弘大は、2日目を終わって4位タイの好位置につけたが、決勝ラウンドで崩れ、結局、ランク91位に。出場権をかけた予選会にはファイナルから出場する。「いまだに今季日程の発表がないのでスケジュールが組めないんですけど、とりあえずファイナルを目標に練習しています」(市原)

 市原はこの2年、欧州ツアーにも足を延ばしていたが、もし出場権を得ても今季は試合数を減らすつもりという。同ツアーのレベルアップもあり、一試合一試合に集中する必要性を感じているという。

 しかし、そのタフさが磨かれるから、小林をはじめ、塚田好宣など同ツアー経験者が国内で活躍するようになったのだろう。彼らに続く選手が日本ツアーを盛り上げる。

 
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