女子の下剋上 今週シード争い
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2014/12/02号
2014/11/26更新

女子の下剋上 今週シード争い

 女子ツアーはいよいよ今週のエリエールで来シーズンのシード選手が決まる。今年は若い初シード選手が多く誕生しそうだ。

※●は順位。(データはミズノクラシック終了時)伊藤園レディスで順位の変動があるかも

 すでに確定しているのは、日本女子プロで最年少優勝を果たした鈴木愛(20歳・15位)、ミズノクラシックで惜敗した香妻琴乃(22・20位)、トップ10入り6回の福田真未(22・27位)、前半戦で早々とシードを決めた藤田光里(20・32位)。ほかに葭葉(よしば)ルミ(21・38位)、ジョン・ヨンジュ(22・34位)がいる。  

 今年は例年と様相が少しだけ異なる。毎年、永久シード選手にして賞金シードも継続していた不動裕理が、当落ライン上の50位。昨年までなら、永久シード枠の不動を除いた51位まで繰り下がったのだが、不動次第では50位までとなるのだ。  

 ただ、5月までに2勝し、3000万円強稼いでいた一ノ瀬優希が左鎖骨の痛みで公傷扱いとなったため、ひと枠広がるのは確定。不動枠を含め、最大52位まで争われることになる。  

 西山ゆかり(42位)は“当確”。あとは、下川めぐみ(47位)が順位を死守できるか。あるいは、あと一歩の山城奈々(51位)、工藤遥加(54位)がまくりを決めるか。熾烈な初シード争いに注目したい。  

 一方、シード陥落の危機にあるのは、6年連続で維持してきた若林舞衣子(55位)、3年キープの金田久美子(57位)。そして、プロテスト合格の05年に3試合で翌年のシードを得てから昨年まで保持し、09年には6勝を挙げた諸見里しのぶ(76位)だ。仮にシードから外れても、60位以内ならリコーカップ翌週のファイナルQTに進める(61位以下は原則、来週のサードQT)が、賞金シードを決めて早く安心したいところだろう。  

 ちなみに、出産のため前半戦を欠場した茂木宏美(96位)と、米参戦中の有村智恵(99位)はメジャー優勝による3年シードがあり、来年の出場権を確保している。  

 世代交代が著しい女子ツアーの下剋上が見られるか。

 
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