さくらが三十路を前にもうひと花咲かせます。米ツアー挑戦を決意
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2014/11/18号
2014/11/11更新

さくらが三十路を前にもうひと花咲かせます。
米ツアー挑戦を決意

 横峯さくらが来季の米ツアー挑戦を見据え、最終Qスクール(予選会)に出場することを決めた。

「下調べもあった」という今季の海外挑戦。夫やキャディ、チームさくらで挑む

 最終Qスクールは12月3日から5日間、米フロリダ州のLPGAインターナショナルGCで行われ、例年上位40位までが来季のツアー出場権を獲得。20位以内に入れば、ほぼフル参戦が可能となる。

 06年から米ツアーに主戦場を移した同学年の宮里藍とは対照的に、横峯はこれまで国内優先を貫いてきた。心変わりの背景には、4月に結婚した、夫でメンタルコーチの森川陽太郎さんの存在があることは間違いない。  

 8月5日時点の世界ランキングが40位以内であれば、Qスクールは2次予選が免除されて最終から出場できた。横峯の当時の同ランキングは37位。横峯は「Qスクールに出ることはその頃、夫と話し合って決めました」という。ただ、3月の国内開幕戦「ダイキン」直前には「今年は積極的に海外メジャーに出たい。バリバリやれれるのも30歳まで。いいイメージがあるうちに挑戦して、集大成の1年にしたい」と話しており、その言葉どおりに、今季はメジャー3試合を含む海外4試合に出場した。6月の全米女子オープンでは海外メジャー自己最高の7位に入り、世界ランキングを上げることにも成功した。2次予選免除は思惑どおり。ミズノクラシックで優勝すれば、ファイナルに行く手間もなくなる。  

 4月に電撃結婚を発表する前には「30歳で引退」と改めて発言していたが、すべては20代最後のシーズンとなる来季からの逆算。そして、正真正銘の集大成のステージに選んだのが、米ツアーというわけだ。

 既に所属先のエプソンやスポンサーには今回の経緯を説明し、了解も得ているという。さらに、最終Qスクールと日程が重なる日韓戦(12月6、7日・三好CC)の代表辞退もLPGAには報告済み。結婚によって将来の青写真が明確になった横峯。来季の米ツアー参戦は現役引退と背中合わせの挑戦となる。

 
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