1試合330万円!予選落ちたったの7回!!さくらの驚異の安定感
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 2014/11/11号
2014/11/04更新

1試合330万円!予選落ちたったの7回!!
さくらの驚異の安定感

今週にも生涯獲得賞金が10億円を突破しそうな横峯さくら。達成までの道のりを、先駆者の不動裕理と比べてみた。

昨年のマスターズGCでは2520万円也

 富士通レディース終了現在(以下同)、不動の生涯獲得賞金は13億3340万9431円。2人目の10億達成目前のさくらが9億9277万8856円で追う。以下、福嶋晃子、ジョン・ミジョン、イ・チヒと8億円超えの女子選手が5人いる。

 1試合あたりの平均獲得額を算出すると、さくらの安定感が際立つ。さくらの329万円は不動の324万円を上回る。

 その根底にあるのが、予選通過率の高さ。10年の西陣レディスから昨年のサマンサタバサまで、101試合連続で予選通過して女子ツアー記録を更新したが、それだけではない。さくらはこれまで301試合に出場しているが、予選落ちはプロ2年目の04年に5試合と、昨年と今年の各1試合、計7回しかないのだ(ほかに失格1・棄権4試合)。

 通算22勝が示すように、実力者であることは誰しも認めるところ。だが、優勝で大金を稼ぐだけでなく、勝てない試合でも確実に予選を突破し、賞金をコツコツと積み上げてきたのだ。また、毎年のように30試合以上に出られるタフな体力にも恵まれた。

 ちなみにサラリーマンの生涯賃金はというと、大学卒で男性2億5000万円、女性2億円。転職せず、同一企業で定年まで勤務した場合で男性2億8000万円、女性2億4000万円だ(データは平成22年『ユースフル労働統計?労働統計加工指標集?2013』より)。

 さくらの10億超えはめでたいが、我が身を振り帰ると、つい、ため息が……。

 
【関連記事】こちらも注目です!
2014/09/01"鉄女"さくらが高1以来のケガでリハビリ中
2013/09/03 ハイレベル?やさしすぎ? さくら1アンダーで!大記録終了
2013/07/23 次に目指すはタイガーの142試合? さくらが連続予選通過100試合


一覧へ戻る


バックナンバー

最新号はこちら

週刊ゴルフダイジェスト最新号

アクセスランキング

  • 月刊GD
  • チョイス
  • みんなのゴルフダイジェスト