アンダー男I・H・ホはレーサーで自動車会社社長
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2014/11/04号
2014/10/28更新

アンダー男I・H・ホは
レーサーで自動車会社社長

 I・H・ホは最多アンダー記録で一躍スポットライトを浴びたが、韓国ではアマチュア時代から有名だった。

韓国勢は2週連続で最終組を独占

 本名はホ・インヘ(許仁曾)。子どもの頃はサッカー選手になることが夢だったが、父親の勧めで13歳のときからクラブを握り、高校3年時の05年には韓国代表入り。当時の代表には1歳年上のキム・キョンテや同期のドンファンもいたが、彼らを退けてアマチュアランキング1位に輝き、"天才"と呼ばれた。アマ通算成績は28勝。08年にプロ転向すると、いきなり韓国ツアー初優勝も達成した。

 しかし、その後はなかなか勝てず、"悲運のアマ王者"と呼ばれてきた。本人も認める練習嫌いを理由に"怠けた天才"と陰口を叩かれたこともあった。そんな彼が大記録達成で日本初優勝しただけに、韓国メディアも「天才復活」と報道。スポーツ紙では軒並みインタビュー特集も組まれたほど。

 趣味の車好きが高じて始めた輸入車販売業や建築素材ビジネスなどの副業で13人の社員を抱える社長でもあるホ。2年前まではカーレースのプロライセンスも持っていたが、父の反対でレースは自粛中だとか。ただ、本気か冗談か今でもカーレースの世界には未練があるらしい。まさに"自由な天才"だ。

 そんなホの目印になるのが、アルマーニのサングラスと派手な金髪を覆う帽子に刻まれた"JDX"の文字。"JDX"とは韓国のスポーツブランドで、昨季から彼のスポンサーを務めている。

 ちなみに、2週連続で韓国人トリオとなった最終日・最終組でホとともに回ったキム・スンヒョグ(S・H・キム)のスポンサーは、ヒュンダイ・スイス金融グループ。ミズノ・オープンを制し、賞金ランク5位にあるジャン・ドンギュ(張棟圭)は、以前は韓国のボールメーカー"VOLVIK"と契約していたが、現在はメインスポンサーなし。ガッチリ体型が多い韓国人プロのなかで、珍しいスリム型と覚えておけば、見分けがつくかもしれない。

 
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