週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 10/22
2013/10/15更新

大震災から2年半。
いま、ゴルフが被災地にできること

 松山英樹が日米両ツアーで1バーディにつき1万円、1イーグルにつき2万円を積み立て、東日本大震災の被災地支援に充てる「松山英樹基金」を設立した。

 東北福祉大在学の松山。震災直後の11年4月のマスターズは出場辞退も考えたが、地元の人々の激励で出場に踏み切り、日本人初のローアマに輝いた。「いろんな方の支えがあって出場できた。あの震災は忘れてはならないし、少しでも力になれたらうれしい」という気持ちで、この基金を設立したという。期間は無期限で、被災地支援や将来ゴルファーを目指す子供たちのための基金とする。

 震災から2年半が経った今も被災地支援を続けるプロは多い。東北高校出身の有村智恵は震災直後に『TEAM JAPAN # GOLF』を立ち上げ、募金活動を行っている。横峯さくらや北田瑠衣らも賛同し、現在も継続中だ。佐伯三貴もバーディ1個で1万円、1イーグルで5万円を寄付する「スマイルプロジェクト」を震災直後から続けている。最近では9月24日、森田理香子が開幕戦優勝の副賞のボートを宮城県の石巻川開き祭り実行委員会に寄贈した。

 JGTOは9月23日に宮城県のグリーンピア岩沼で「ゴルフで宮城県を元気に! 第2回宮城県南スナッグゴルフ大会」を開催。LPGAはチャリティレッスン会を実施しており、10月8日には三島ジャンボゴルフセンターで大江香織、服部真夕、若林舞衣子が参加。今後のトーナメントでは、スタンレーレディスでバーディ、イーグル数などに応じた金額の寄付、富士通レディスでは入場料収入を全額寄付するなどの取り組みがある。

 ゴルフを通じた支援はプロだけではない、被災した宮城・気仙沼市と友好都市である東京・目黒区の自由が丘では、地元のゴルフスクールが音頭を取りチャリティコンペを定期的に開催。実費を差し引いた収益全額を気仙沼市に寄付している。次回は10月30日に開催(問い合わせはゴルフスタジオGハートへ)。


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