週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 1/1号
2012/12/25更新

FWに続いて
飛び重視の“溝アイアン”初登場

 テーラーメイドの新アイアン「ロケットブレイズ」が今月1日、世界同時発売になった。このアイアン、大ヒットとなったロケットボールズ(RBZ)のフェアウェイウッドとユーティリティに採用された“スピードポケット”という溝を採用し、発売前から話題になっていたモデルだ。

 RBZのFWはダスティン・ジョンソンなどの契約プロが大きく飛距離を伸ばしたこともあり、ツアーでも契約外の使用プロが急増した。アマチュアゴルファーのあいだでも人気となり、一時は生産が追いつかないほどだったという。スピードポケットとは、飛距離アップのためにソールに施された溝。ウッドに続きアイアンにも同様の構造を採用し、飛距離増を狙ったというわけだ。

 テーラーメイドによれば、飛躍的な進歩を遂げているウッドに比べると、アイアンはそれほどではなく、ウッドとアイアンとの飛距離差が広がっている。そこで、その差を埋めるアイアンを目指し、飛距離性能を高めたモデルを開発したという。具体的には、フェース下部でヒットするゴルファーに対し、スピードポケットが、反発係数を向上させ、スピード低下を抑えると働きをするという。

 来年2月には「ロケットブレイズツアー」、3月には「ロケットブレイズマックス」と、矢継ぎ早にラインナップ予定。すべてスピードポケット搭載だ。FWの躍進に加え、もともとドライバーの使用率の高い同社だけに、新しい“溝アイアン”がどれだけ受け入れられるか、注目だ。

 
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