週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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ドライバーより飛ぶと評判のFWが
プロのあいだで引っ張りだこ

ロケットボーイ？小山内護

　噂の発端は米男子ツアーだった。開幕戦から選手のあいだで「このフェアウェイウッド（FW）は、ヘタしたらドライバーより飛ぶ」と口コミで伝わりだしたのだ。そのFWとはテーラーメイドのロケットボールズ（RBZ）。

　3月のキャデラック選手権でジャステン・ローズが「優勝できたのはこのスプーンのおかげ」と発言し、注目度はさらに倍加。この噂は当然、日本へも伝播した。「中日クラウンズでは出場者111名が使用したFW198本中42本で使用率ナンバーワン。日本プロでは38本貸し出しています」（テーラーメイド・グランドマーケティング喜田氏）。RBZを使用したのはテーラーメイド契約選手だけでなく、片山晋呉、丸山茂樹、谷原秀人、ジャンボ尾崎らも（ダレルサーベイ調べ）。

　飛ばし屋の小田龍一が「小山内（護）さんが打った（RBZ）スプーンのショットがぼくのドライバーショットを抜きそうになったんですよ。まいりました」と嘆くほどで、先週のとおとうみでも選手がテーラーのツアーバスにかけ込む姿が見られた。

　RBZはドライバーからアイアンまでラインナップされているが、なぜFWがこれほど評判に？「ロースピンで伸びのある飛びを生み出す設計。なによりソールに溝をつけた視覚的パフォーマンスもよかったのでは。販売店からも問い合わせが増えてきています」（前出・喜田氏）

　このRBZもヘッドは白。昨年はR11で“白ブーム”が巻き起こったが、今年はさて？

　
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