入場無料! クラブがもらえる! 進化する観客サービス
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2015/6/9号
2015/6/2更新

入場無料! クラブがもらえる!
進化する観客サービス

 6月5~6日に兵庫県のよみうりCCで開催される日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権。60歳以上のグランドと68歳以上のゴールドシニアのプロゴルフ選手権だが、会場では特別協賛のゴルフパートナーと二人三脚でユニークなギャラリーサービスが行われる。

 ゴルフパートナーは昨年からゴルファーを増やす目的で「はじめてのごるふくらぶプロジェクト」と題するキャンペーンを展開中。ゴルフを始めようとする人にクラブを1本プレゼントするものだが、これを会場でもギャラリーの希望者を対象に実施、会場内のショートコースでレッスンを行い、その際に使用するショートアイアン(7番)を1本進呈するというもの。

 60~100本ほど用意する予定です」(ゴルフパートナー)また、出場選手による30分程度のレッスン会も予定(5人1組で先着30人を受け付け)。「指導するプロは未定ですが、高橋勝成プロや古市忠夫プロなどを考えております」(同)とのこと。

 入場券(無料)は同社ショップ等で配布されているが、これには会場内で飲食物と交換できる優待券がついているなど、サービス満点の大会だ。

 ところで、最近のトーナメントはチャリティフォトやサイン会、ジュニアレッスン会などギャラリーサービスが盛りだくさん。そこで、目新しい企画はないかと関係者に尋ねると、「正直言って、ギャラリーサービスは曲がり角にあります。従来のサービスは、多くがコアなファンには歓迎されていますが、本当にトーナメント振興、ゴルフ振興に役立っているのか。意義が問い直されているところです」(某トーナメント運営会社)

 実際、女子ツアーでは恒例の感があったチャリティフォトやジュニアクリニックを実施しない大会も増えてきて、それに代わる新たな企画に腐心しているようだ。一方で7月開催の男子トーナメント「ミュゼプラチナムオープン」では、女性と高校生以下は入場無料にするサービスも登場。男・女・シニアツアーのサービス合戦、今後も期待したい。

 
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