アリゾナがやばい!タイガー登場とスーパーボウルでキャパオーバー?
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2015/2/10号
2015/2/3更新

アリゾナがやばい!
タイガー登場とスーパーボウルでキャパオーバー?

 米ツアーのフェニックスオープンは、昨年大会の観客動員数記録を更新(56万3000人)しているが、今年はそれを上回りそうだ。

 理由のひとつがタイガー・ウッズの出場。同大会には01年出場以来、14年ぶり(4回目)とあって、前売りチケットも順調過ぎるほど売れているという。タイガーはこの間、恋人リンゼイ・ボンが出場したアルペンスキー、Wカップを観戦した際、TVカメラが顔面に当たり前歯を折るアクシデントに見舞われたが、予定通り出場する見込み。

 入場者が殺到するもう1つの理由は、米国NO.1のスポーツイベント、スーパーボウルが同じ街で開催されるせいだ。スーパーボウルウイークで、アカデミー賞形式のNFL表彰式などまさにスーパーボウル一色。実はこの催しの一連のなかにフェニックスオープンもあるといっていい。

「例年であれば、この週にファーマーズインシュランスオープンが入るのだが、スーパーボウルに合わせてフェニックスが動いたわけです」(TV解説者・佐渡充高氏)

 スーパーボウル会場には7万8000人しか入らず、10万人ぐらいの人は"外"でTVを見て、一杯飲やりながら一喜一憂する。外というのはゴルフコース会場も含まれる。スーパーボウル入場券が手に入らないならコースで、というわけだ。タイガーがかつてホールインワンしたこともある16番はグリーン周りが広く、ホールを取り巻くように観戦できるスタジアム式。日曜日のスーパーボウル開始時間を前にして、あちこちにパーティグループができて盛り上がるはずだ。試合も最終日はスーパーボウル開始時間前に決着をつける手筈になっているという。クラブハウスではプレーを終えた選手、関係者一同がグラスをもって、大型TVに釘づけになるだろう。

「フェニックス市は町おこしで、青年会議所が中心になってゴルフトーナメントも長く冠なしで運営してきた。スーパーボウル会場もそうだが、"人集め"が町おこしのコンセプト。砂漠なので駐車場スペースが"無尽蔵"ですから」(同)

マイナスをプラスに転じた町おこしというわけだ。セキュリティに問題が起きるので、前売り券も1日20万人までに制限するという。わが国とのなんという違いか……。

 
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