週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 4/22
2014/4/14更新

男子開幕inアジア でっかくなった松村道央が逆転V
「日本ツアーが強いと見せつけたかった」

 日本男子ツアーの海外開幕戦、インドネシアプロ選手権で松村道央が逆転優勝。日本選手がようやく面目を果たした!?



オフトレで体重は7キロ増え、パワーアップ!

 海外ツアーとの共催試合といえば、国内で開催されてきたパナソニックオープンだが、過去6年で日本選手は5勝している。しかし、昨年から始まった国内開幕前の海外での共催試合は、昨年2戦は外国人選手に優勝をさらわれた。

「正直いって昨年は観光気分だった」という選手もいて、本気印には遠かった? 今年に限っても、谷原秀人、小田孔明の2人はユーラシアカップ出場のため欠場。片山晋呉や谷口徹もオフトレに専念するため欠場している。

 そんな日本選手の動向のなかで、「日本ツアーのレベルが高いことを見せつけたかった」と松村は燃えていた。

「オフのトレーニングで、飛距離は謙虚にいっても15ヤード前後は伸びた。"置きにいく"ショットでも290ヤードは計算できます」と松村。アジアの試合では守るというより、しっかりバーディをとっていく攻撃型ゴルフが必要。ドライバーの飛距離アップは大きな武器になった。

 今回の勝利で、海外での戦い方を実感できたのも大きい。「海外ならではの難しさはあります。水が合わないせいか、下痢をして体重は2キロも減りました。日焼けでよく眠れない日もあります。しかし、海外の試合ではこういうことを克服しなければならないのでしょうね」(松村)

 アジアや南米などでは水が合わない、とはよく聞く話。「生水には十分注意するのだが、落とし穴は氷。選手はもちろん、日本からの報道記者全員が下痢に悩まされたことがありました」と苦笑するのは小誌特派員。

 有力選手があまり気を向けない試合で、「やはり日本選手が勝たなければ!」と気を吐き、「今回の勝利で自分の進化を確認できた」という松村。今年の主役の一人とみて間違いなさそうだ。

 
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