しのぶもキンクミも……藍ちゃんもシード喪失
 

週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2014/12/23,30号
2014/12/23更新

しのぶもキンクミも……
藍ちゃんもシード喪失

 日本のゴルフ界を引っ張ってきた主役たちが厳しい現実を突きつけられた。米ツアーで、かつて世界1位に輝いた宮里藍が、そして国内では諸見里しのぶ、不動裕理らが賞金シード落ち。世代交代の大きな波に巻き込まれた。

パットに苦しんだ1年

 藍が賞金シードを逃したのは一重にパッティングの不振によるものだが、よもやトップ80から陥落するとは誰も想像しなかったのではないか。

 幸い準シード圏内だったため、これまでの実績を加味すると出場人数が限定されるアジアシリーズ以外ほぼ出場できる。本人は「オフにやれることはすべてやって開幕戦(1月バハマ)から出る」と意気込んでいるが、10代が台頭するツアーでアラサー(来年の5月で30歳)の藍は正念場に立たされることになる。

 一方、06年には藍とともに米ツアー挑戦も果たし、国内メジャー3勝を含む9勝の実績を持つ諸見里しのぶも賞金ランク76位に終わり、メジャー優勝による複数年シード(09年メジャー2勝で5年シード)も切れたため来季の出場権を喪失した。

 その藍やしのぶをデビュー当時、高い壁となって迎え撃ったのが不動。ツアー通算50勝、6年連続賞金女王と輝かしい戦績を持ち、永久シード保持者だがプロの矜持はやはり賞金シードの確保。しかし今季は同ランク52位に終わり連続賞金シードは17年で途絶えることに。

 今後女子のゴルフ史を振り返ったとき、14年は世代交代節目の年と見なされることになるかもしれない。

 
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