週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 9/17
2013/9/10更新

性能は変わっても。
昔の名前で出ています

 アダムスゴルフから、フェアウェイウッド(FW)「タイトライズ」(写真下)が9月下旬に発売になる。「なつかしい」と思う向きも多いのでは。




 タイトライズは、18年前、"ラフ、バンカー、ベアグラウンドなど厳しいショットを要求される場面でも、やさしく扱いやすい"というコンセプトで開発され、世界的な大ヒットとなって、アダムスゴルフが世間に知られるきっかけとなったクラブだ。

 18年ぶりに登場した新「タイトライズ」は、以前のものと異なるやや丸いヘッド形状。現在のアダムス特有のクラウン部からソール部まで貫通した"溝"「カットスルーヴェロシティスロットテクノロジー(VST)」が搭載され、初代の面影はない。それでも、過去の大ヒットモデルの名前をあえて使用したのは、飛び系のウッドが流行するなか"扱いやすさ"をアピールするため。

 同様のケースで、8月26日に本間ゴルフがバンカーショットに適したウェッジ「ホンマ サンドマスター」(写真上)を発売。こちらは、往年のウェッジ「PPシリーズ」の形状を復刻したものだ。なかでも「HW-102」ウェッジは、当時、印象の強かった「PP-102」ウェッジと同様のバックフェースにラインの入ったデザインだ。

 各メーカーがかつての人気クラブの名前やデザインを使用する理由について、本誌「ゴルフギア探検隊」の児山和弘氏は「例えばドライバーでいえば、どのモデルも460㏄に弾道調整機能つきといったように、今はモデルごとに差がつきにくい、そのため過去のモデルに立ち返り、メーカーとしてのアイデンティティを確認する意味もあるのではないでしょうか。なじみある名前で性能は最新なら、喜ぶゴルファーは多いのでは」と分析する。オールドファンのハートをつかむか。


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