週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 8/20

2013/8/13更新

「まぶしい」をなめてはダメ！
紫外線は目にも悪い

　松山英樹がサングラスを使うようになったのは、海外遠征で紫外線に目をやられ、視力が低下した経験からだという。紫外線はそんなに目に悪いのだろうか？

「なめてかかると視力低下はもちろん、慢性的に紫外線を浴び続けていると、最悪の場合は失明にいたることもあります」と説明するのは金沢医科大学大学院医学研究科の小島正美教授。

　紫外線による目の障害には急性と慢性があり、スキー場などで強い紫外線を浴びた時に起きる急性紫外線角膜炎が俗にいう「雪目」で、一時的な目の痛みと視力低下を引き起こす。一方、慢性的に紫外線を浴び続けると「翼状片」や「白内障」の原因となる。いずれも放置すると視力障害を引き起こし、最悪の場合は失明に至る危険も。

　ただし、予防をすれば不安になることはない。「ゴルフ場はビル街などより紫外線は多いですが、下からの照り返しは雪原の80％、砂浜の20％に対し、芝生の反射は２％程度なので、直射日光をきちんと遮るようにすれば、まず心配はいりません」（同）。

　つばの広い帽子や日傘をすると紫外線の50％、さらにＵＶカット加工を施したサングラスをかけると80％までカットされるそうだ。ただ、目の正面からの紫外線は遮断できても、顔とレンズの隙間から差し込む紫外線はカットされないので、顔にぴったりフィットするスポーツ用サングラスが効果的。

　それと色の濃いサングラスは瞳孔が開いて紫外線の流入量を増やす危険性がある。グリーンを読むのに効果がある偏向レンズをつけた色の薄いサングラスがお勧めだ。