週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 5/21

2013/5/13更新

女性専科のクラブ活性化、
あの手この手

　一時は拡大したといわれた女性ゴルファー数が再び減少に転じているなか、女性のゴルフ離れを防ぐとともに、男性向けクラブ市場の冷え込みをカバーすべく、レディスクラブに力を入れるメーカーが増え始めている。

「アミカ」とはイタリア語で女性の友達の意味
番手ごとに数字を表記、グリップに握りの印も

　なかでも興味深いのが、ダンロップスポーツが4月26日に発売した「スリクソンアミカ」だ。ラフ専用のクラブとバンカー専用ウェッジをラインナップし、女性ゴルファーがもっともストレスを感じる状況を簡単にすることで、女性がより楽しくプレーできることを目指しているという。26日に発売した「スリクソンアミカ」だ。ラフ専用のクラブとバンカー専用ウェッジをラインナップし、女性ゴルファーがもっともストレスを感じる状況を簡単にすることで、女性がより楽しくプレーできることを目指しているという。

　また、アイアンを含めた単品販売も視野に入れており、「買い足し」を提案する戦略もビギナーにやさしく面白い。

　プロギアの「スイープ」シリーズは、古くから女性専用設計をしてきたモデルだが、番手ごとの目安となる飛距離をヘッドに直接表記したり、握り方のガイドがついたグリップなどの工夫をいち早く取り入れてきた。こちらもニューモデルが４月５日に発売されている。

　ほかにも、「男性用Ｒと女性用Ａの中間」という女性用Ｒシャフトをラインナップするブリヂストン、ヤマハなどが女性ゴルファーからの支持を伸ばしている。

　女性用クラブは、長い間「男性用クラブよりも軽くて短い」という枠を出ず、色などで女性らしさを演出するレベルのものが多かったなかで、こういった「女性専用」の工夫を盛り込む方向へと活性化しつつあるようだ。