週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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古豪復活、6戦4勝。
女子プロのあいだで人気上昇中のパターは？

　国内女子ツアーで、ピンのパターを使用するプロが好調だ。今季は日本女子オープンまでですでに6勝。8月のニトリから9月のミヤギテレビまでは、アン・ソンジュ（2勝）、永井奈都、森田理香子が勝利し、5戦4勝だ。

　近年、女子ツアーのパター使用率は、宮里藍や有村智恵などをはじめ、有力選手も数多く使用しているオデッセイが圧倒的なシェアを持ち、その次に「スパイダー」や「ゴースト」といった人気モデルを持つテーラーメイドが続くという構図が続いていた。

　しかし、今年はここまで定番ピンの躍進が目立っており、勝利数で2位、使用率でも3位と健闘。これまでの勢力図を塗り替えそうな勢いだ。

　数あるピンのパターで、女子プロに人気なのは、ヘッド形状のバリエーションが豊富な「スコッツデール」シリーズ。男子プロに使用者の多い、削り出しの高級ラインナップ、「レッドウッド」や「アンサー」でないのは意外にも感じるが、フェース面に挿入されたサーモプラスチックという素材の打感が女子ツアーのグリーンの速さに合うのだという。使用するプロの一人からは「以前に使っていたモデルに比べて、インサートが軟らかすぎず、しっかりと音のフィードバックがあるので距離感が合いやすい」といった声があがっている。

　ピンは現在、女子のほとんどの試合にツアーバンを出すなど、プロサポートを強化。後半戦に向け、さらにパター使用者を増やしそうだ。

　
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