週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 4/16
2013/4/8更新

市販のマスクが効果あり!
シーズンインの花粉とPM2.5対策

 ゴルファーにはうれしいシーズンイン。しかし、花粉症患者には例年以上に厳しい春の到来だ。花粉症対策に加え、今年は地域によっては中国から飛んでくる迷惑な汚染物質PM2.5の心配までしなければならなくなった。われわれゴルファーは、これからどんな対策をとればいいだろう。

 PM2.5とは直径2.5マイクロメートル以下の微粒子状大気汚染物質をいう。中国の粗悪ガソリンで走る自動車や石炭焚きボイラーなどが排出源といわれ、黄砂と一緒に偏西風に乗って飛来してくる。医学博士で医療ジャーナリストの森田豊氏がいう。「PM2.5は花粉や黄砂とくっつきやすいため、花粉症の症状が悪化しやすく、花粉症患者が増える可能性もります。またPM2.5は極めて微細な 粒子なので体内の奥深く達して気管支炎、肺気腫、喘息などのほか、血中に入り込んで脳梗塞や心臓発作などをもたらす原因にもなるといわれています」

 はたして、このPM2.5、どうすれば防げるのか。

 「基本は外出を控えることですが、ゴルフに行くなら最低限の対策としてマスクをして出かけましょう。一般に市販されているマスクでも、息を加湿するので、体内に汚染物質が入るのを防ぐ効果があります。あとは鼻呼吸をする、マメに水分を補給し、自宅に帰ったら必ずうがいをする。また激しい運動は避け、ラウンド中はできるだけ乗用カートに乗って、あまり激しく走り回らないようにし たいですね」(森田氏)

 また、人や動物の血を吸うマダニも暖かくなり活動が活発になる。対策としては「布目が細かく、表面の滑らかな、明るい色の衣服を身につける」(日本皮膚科学会)ことが挙げられる。また、マダニの咬着を見つけた場合「虫体を破損させず、ピンセットなどで引き抜き、虫体が一部でも残存している可能性がある場合は、ただちに医療機関を受診してください」(同)とのこと。

これから夏に向けて、しっかり虫対策を立てたラウンドをお勧めしたい。

 
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