週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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1年4カ月Vなしの
飛ばないさくら

プレーオフに散る…

　横峯さくらが1年4カ月ぶりの優勝のチャンスをキム・ソヒとのプレーオフで逃した。最終日9ホールを終えて、2位に4打差をつけながらの敗退。さくらになにが起きた？

　優勝争いは、今年6月のアースモンダミン以来のさくら。マスターズGC前週の富士通レディスでは予選通過するも最下位で“絶不調”と取りざたされた。しかし、週をまたいで一転の優勝争い。それでも勝てなかった原因はじつは飛距離にある。

　さくらといえば、155センチと小柄ながらも、250～260ヤードのロングドライブが持ち味。しかし、今年に入ってめっきり飛ばなくなり、イーグル数が激減。昨年7つ（1位）だったイーグルが、今年はわずか2つ（17位）。女子ツアーは飛距離がサロンパスの1試合だけの測定なのでおおよその参考にしかならないが、その数字は224ヤード。パー5で2オンする回数が減るのも当然 で、スコアの爆発力を失った。マスターズGCでも、バーディ以上が計算できるパー5が多いのに、最終日はバーディも取れなかった。

　大会前日のプロアマの際、「ショットはだいぶよくなったけど、試合になってみなければわからない。自信を持って振り切れるかどうか……」と不安を口にしていたさくら。ドライバーショットの不調が最終日に露呈してしまったわけだ。

　しかし飛ばなくなってはいるもののフェアウェイキープ率は徐々に改善されている。あと10ヤード飛距離が伸びたとき、遅咲きのさくらがようやく開花する？

　
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