週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 5/1号
2012/4/23更新

マスターズ最終日、
ローアマ争いに敗れた松山が涙


松山とカントレーのライバル関係は続きそう

 マスターズで2年連続ローアマに王手をかけながら、まさかの大崩れでタイトルを逃した松山英樹。ラウンド後は悔しさのあまり男泣きした。

 昨年は決勝ラウンドに進んだアマチュアが松山だけだったため、すんなりローアマが決まったが、今年は松山のほか、23歳の全米アマ王者のケリー・クラフトと同2位の20歳、米ツアーで「60」のアマ最少スコアを出したこともあるパトリック・カントレーの3人が決勝ラウンドに進出。3日目を終えて27位につけた松山がカントレーに6打差、クラフトには9打差をつけ圧倒的優位に立っていた。

 ローアマは獲ったも同然、来年の出場権( 16 位以内)すら夢ではなかった松山だったが、最終日に崩れた。出だしの1番でいきなりボギーを叩くと5番ではガードバンカーから一発で脱出できずダブルボギー。その後もボギーを連発してずるずると後退。

 一方のカントレーは難関の7番パー4で第2打を直接カップに沈めイーグルを奪い、ローアマに1歩近づいたが、バーディが狙える13番パー5でまさかの「9」。再び松山にタイトルの目が出てきたのだが、開き直ったカントレーは15番でイーグル、続く難関16番、17番を連続バーディ。72とスコアをまとめ、通算7オーバーでホールアウト。松山は上がり2ホールで2つボギーを叩いて80。通算9オーバー、54位タイに終わり、ローアマのカップはカントレーの手に。

 松山にとっては全英オープン予選の終盤で大崩れし、出場切符を逃したのに続く大誤算。だがその荒削りさが彼の魅力でもある。この悔しさをバネにさらなる飛躍を期待したい。

 
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