週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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イ16勝、ク23勝。
今年も韓流旋風必至？

チャリティにも積極的な心優しきベテラン、イ・チヒ

　韓国のイ・チヒ（33）がTポイントレディスで通算16勝目を飾った。生涯獲得賞金は7億を突破（7位）。日本ツアーで活躍した韓国人の先輩ク・オッキ（6位）の獲得賞金にあと280万円と迫り、今シーズン一気に追い抜く勢いだ。

　開幕戦では斉藤愛璃というニューヒロインが誕生したが、2戦目のプロギアは韓国のイ・ボミ、3戦目のTポイントもイ・チヒが続き、今年も韓国パワーの勢いが止まらない。

　イ・チヒは、優勝インタビューでいきなり賞金女王を宣言。2年連続賞金女王の韓国のアン・ソンジュに続けとばかり、初女王ゲットにやる気まんまんなのだ。「本気で女王を狙いたいです。オフはフロリダでメンタルトレーニングをしました。パッティングに効果が表れて、考えすぎることなくシンプルに打てるようになったんです」

　イ・チヒは01年のエリエールで初優勝を飾った、プロ13年目のベテラン。追われるク・オッキは85年から05年まで、20年のあいだに23勝を記録。永久シードこそ取れなかったが、日本女子ゴルフの歴史に名を残す名プレーヤーだ。

　イは「今年3勝では女王になれないと思います。5勝はしたい」という。

　あと7つ。クの通算勝利数に並んだとき、女王の座は確かなものとなるだろう。

　
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