週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 3/13号

2012/3/15更新

陛下の執刀医・ゴッドハンド天野教授は
気配り上手でゴルフもうまい！

　2月18日に東大病院で行われた天皇陛下の心臓バイパス手術を執刀した順天堂大学医学部の天野篤教授。じつはその天野教授、ゴルフが趣味で、手術で鍛えた集中力と手先の器用さをラウンドでも発揮していた。

　天野教授の友人で、直接ゴルフレッスンも受けたことがあるという小林メディカルクリニック東京の小林暁子院長に話を聞いた。

「天野先生は手術をした患者さんと一緒にラウンドすることで、その患者さんがどれだけ回復したのかを見極めています」とのこと。

　天野教授の腕前は平均80ほどで、調子がよければ70台を出すシングルクラスだ、という。

　プレースタイルについては、「年間200件以上こなす手術で培った集中力と髪の毛よりも細い糸と針を操る器用な手先はゴルフでも発揮され、アプローチやパッティングなど、グリーン周りのの小技が得意です」（同）だという。

　また、チームワークが問われる心臓血管外科手術で執刀医を務めるリーダーシップ、周囲への気配りはコースでも発揮されている。

「私のような女性やビギナーと一緒に回っていても、さまざまなところに配慮をしていただいて、気持よくラウンドできます」（同）

　ただ、「コースに行ってもハーフで終わってしまったり、緊急手術が入って、ラウンド途中で帰らなくてはいけないことも多いそうです」（同）と、多忙な仕事の影響で、思う存分ゴルフを楽しむ機会はあまり多くないようだ。

　天皇陛下の心臓手術執刀医という大役を果たした天野教授。ちょっと一息ついて、ゴルフを存分に楽しんでいただきたい気もする。