週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2/21号
2012/2/13更新

ミケルソンがボランティアでコース改造。
コンセプトは「難しく、楽しく」


やる気マンマンミケルソン

 サンディエゴ出身のフィル・ミケルソンが地元のムニシパル(公営)コースで、先の米ツアー、ファーマーズインシュアランスの舞台、トーリパインズ北コースの改造を手がける話が持ち上がっている。

 トーリパインズは南北2コースから成るのだが、南は01年にリース・ジョーンズによって大改造され、米国でも屈指の距離を誇る難コースに生まれ変わった。08年にはUSオープンが開催され(7643ヤード・パー71)、タイガー・ウッズとロッコ・メディエートが死闘を演じた18ホールのプレーオフを記憶している人も多いだろう(優勝はタイガー)。

 一方の北は6874ヤード(パー72)と極端に短く、今年も初日に2選手が62のスコアを出すやさしい設計。選手のコース評価アンケートでも、ツアー開催52コース中、48位になるほど不人気だ。

 そこでコース所有のサンディエゴ市が改造を計画。設計を地元出身で、このコースで通算3勝しているミケルソンに持ちかけた。ミケルソンはコース改造に大乗り気。正式契約はまだだが「無料で引き受けたい」と応じたそうだ。

 ミケルソンは、以前からリース・ジョーンズの“水を絡めた”(ウォーター・カムズ・イン・プレー)コース設計に批判的。昨年の全米プロの舞台アトランタアスレチックCのリースの改造には「距離のある難コースで、メジャーには最適だろう。でも楽しくない。アベレージは難しいだけだろう」と酷評した。

 同じ感想を南コースにも持っており、周囲には「北コースも難しくはするが、アベレージでも楽しめるコースにしたい」と改造の抱負を語っているそうだ。

 人気設計家が手がけたコースの隣に、ミケルソン作のどんなコースが出現するのか。

 
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