週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 2/7号
2012/1/30更新

予選通過はしたけれど、
最終日には進めなかった今田と高山




 米ツアー開幕第2戦のソニーオープン。7人の日本人参加選手のうち、2日間の予選を通過したのは3人(今田竜二、高山忠洋、小田孔明)。しかし、3日目終了時に今田と高山の2選手が“MDF”という聞き慣れない制度で最終ラウンドに進めなかった。MDFとはいったいどういう制度だろう。

 米ツアーのフルフィールド試合には132人もしくは144人、156人が出場。36ホールを終えた時点で70位タイまでの選手が本選に進め、全ホールをプレーすれば賞金とフェデックスカップポイントを獲得できる。

 しかし、70位タイが9人以上いて79人以上が予選通過した場合、3日目終了時で再度70位タイでのカットが実施される。テレビ中継など、競技運営を円滑に行うためだ。これがMDF(Made cut Did not Finish)。ただし、Made cut(予選通過)とある通り、該当選手には賞金もポイントも与えられる。

 このMDF、08年から導入されており、最初に適用されたのも同年のソニーオープンだった。ただし、当初は現制度とやや異なり、予選通過が79人以上いる場合は、その予選通過の最下位選手全員が「予選通過扱い」になるだけで3日目以降のプレーはできなかった。そして、その年のソニーオープンでも、今田竜二は深堀圭一郎とともにMDFとなっていた。

 その後、間もなく現行制度に変更され、昨年はシェルヒューストンオープンなど6試合で適用されている。

 今回の高山は「制度のことは知っていました」として、それだけに3日目も攻め、「それが裏目に出た」と振り返る。MDFには下位選手にもプレッシャーを与えるという効果があるようだ。

 
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