週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 1/31号
2012/1/23更新

二つの顔を持つパターが登場。
でもラウンド中のカチャカチャはダメよ




 パターの人気ブランド、オデッセイから、1本で2つのフェースを持つパターが発売される(3月)。かつてアクシネット(T字パター)など両面フェースのパターはあったが、それとは違って1本で2種類のインサートが使えるというのが売りだ。

「フリップフェースiX」パターは、専用のレンチでフェース中央のインサート部分だけをクルッと回転させることができる構造。1面はホワイトインサート、もう1面はブラックインサートで、グリーンの速さや打感の好みに合わせて使い分けられるというわけだ。

「ルール違反では?」という向きもありそうだが、ライ角やフェース角を調整できるドライバーなどと同じ調整機能の一種だ。ただ、ラウンド中の変更は禁止(ゴルフルール規則4-2a性能の変更)なので、ラウンド途中やハーフターンで変えると、最悪の場合、競技失格の罰となる。

「だったら、このパターを2本分と数え、代わりに他のクラブを1本抜けば、ラウンド中に調整してもいいのでは?」と考えるゴルファーもいるかもしれない。だが、それは屁理屈。全部で13本しか持っていないからといってラウンド中にドライバーのフェース角を変えたりするのは認められないのと同じで、スタートしてからクラブを調整したらルール違反になる。

 
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