週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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「また来年から積み重ねます」
151試合で連続途切れた“鉄人”宮本

コツコツ派宮本。来年またイチから積み上げてね

　毎年、カシオワールドで繰り広げられる熾烈なシード権争いと賞金王争い。そんな激戦の渦中で選手会長の宮本勝昌が、自身の持つ記録更新と戦っていた。

　05年のアジア・ジャパン沖縄オープン以来、足かけ7年、国内ツアーに1試合も欠かさず出場し続けた宮本。その数たるや、なんと151試合。

　それは、ツアー優勝者と賞金ランク上位25位（国内賞金）までしか出場できない日本シリーズも含めての数字だから、単に出続けただけではなく、常にトップクラスを維持してきた証でもある。

　JGTOが記録している01年以降、宮本に次ぐ連続出場記録は、09年の開幕から今年のカシオまで73試合に出た兼本貴司が2位で、3位は08年の日本プロから10年のカシオまでの69試合に出た横尾要となっている。宮本はコツコツと、2位に倍以上の連続出場を果たしていたのだ。

　賞金ランク42位でカシオワールドを迎えた宮本。日本シリーズへの出場権を獲得するためには、単独3位以内に入るのが必須。初日からそれを意識して戦い、予選は突破したものの、結局64位。「記録はいつか止まるもの。それより日本シリーズに出場できないのが残念」と宮本は悔しさをにじませた。

「他の大会ではなく、日本シリーズに出られなくて止まってよかった。それが救いです。また来年から積み重ねます」と、いつも通り礼儀正しく話した宮本。日本シリーズには選手会長として、表彰式に出席した。

　
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