週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 11/15号
2011/11/7更新

飛距離は父譲り、小技はすでに父より上。
17歳・川岸史果の将来性

 マスターズGCレディースは元賞金女王・大山志保の3年ぶりの優勝で話題を呼んだが、それと並ぶくらいの驚きを提供したのが川岸良兼の次女、アマの川岸史果(ふみか)さん(日大高2年)だ。


川岸ファミリー。左から良兼、長女・紘子さん、次女・史果さん、母・麻子

 なんと最終日、66を叩き出して、現在賞金女王のアン・ソンジュと並ぶ7位タイ。ギャラリーのド肝を抜いたのはその飛距離とパットの上手さ。ドライバーで270ヤードをかっ飛ばし、クロスハンドでパットを入れまくる。末恐ろしい17歳だ。

 史果さんはツアープロでこれまで6勝している良兼が父。母・麻子もプロゴルファーで、いわばサラブレッド。麻子は今回キャディをして娘をアシストした。

 良兼はデビュー時、時の王者、ジャンボ尾崎を脅かす飛距離の持ち主だった。飛ばしのDNAは父から引き継いだのだろう。「父上からは何の教えも受けない状態で小5から預かりました。体も大きく潜在能力は抜群。中1でヘッドスピードは50 m/sに達するくらいありましたから」とはプロコーチの井上透。

 井上コーチの持論は「いくら飛ばしても、曲がることを恐れる年齢が必ずきて、それをどう克服するかが大成への道を開くカギ」。しかし、史果さんは「その年齢をもう通過した」と井上コーチ。

 飛距離ばかりが注目されているが、「得意、好きなクラブはウェッジ」と史果さん。

「そうなんです。本当は小技、パットでゴルフを組み立てているんです」(井上)

 実は姉・紘子さんも日大ゴルフ部の1年生で、いわばゴルフ一家。その川岸家でパットがいちばん上手いのは史果だという。

 飛ばして、小技が上手いなら鬼に、いや乙女に金棒! 父親を抜く日も近いかも?

 
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