週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 10/25号
2011/10/17更新

北アイルランド第4の男が登場! ダ~レ?
「ホ~イ、俺です」とマイケル・ホーイ

 欧州ツアーのアルフレッドダンヒルリンクス選手権で、同郷の後輩ローリー・マクロイをかわし優勝を飾ったのが北アイルランド“第4の男”、マイケル・ホーイ(32)だった。大躍進の北ア勢の「ホーイ」っていったい何者なんだろう……。

 ダンヒル選手権は、スコットランドの名門3コースを舞台に、プロアマ形式で競うユニークな大会。米ツアーのペブルビーチプロアマに似ている。

 最終日はプロのみが聖地オールドコースで激突するのだが、世界ランクトップ3をはじめ、歴代メジャーチャンピオンが大挙して出場するビッグイベント。そこで世界ランク3位のマクロイに2打差をつけ優勝を飾ったのが、同ランク271位の伏兵マイケル・ホーイだった。

「まさかこんな結末になるとは……」と勝った本人も驚いたが、敗れたマクロイは「悔しいけれど、同郷の先輩が頑張る姿は頼もしい」と祝福。

 実はホーイ、若かりし頃は全英アマのタイトルを獲得し、将来を嘱望された存在だった。今大会でホーイと4打差、3位タイに食い込んだアマ時代からのライバル、グレーム・マクダウェル(北ア)は言う。
「彼とは同い年で昔からお互いをよく知っている。遅れはとったけれど、いつかブレイクすると思っていた」どうやら仲間のあいだでは、以前から実力が認められていたらしい。

 それにしてもマクロイ、マクダウェル、そして今年の全英オープンを制したダレン・クラークに続くホーイの快挙に「なぜ小国の北アイルランド勢ばかりが強いのか?」という声が聞こえてくる。

 本人たちは「相乗効果。あいつにできるなら自分もできるという気持ちになる」(マクロイ)とごく当たり前のことをいうが、風は完全に北アから吹いている。この調子だと、今後さらなる逸材が世界に飛び出しそうだ。

 
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