週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
内容は紙雑誌掲載当時のものですので、詳細の状況等は変わっている場合があります。ご了承ください。

週刊ゴルフダイジェスト 8/23・30号

2011/8/15更新

「ゲゲゲ」と「ホワイト家」を抑えて第1位！
遼はやっぱりCMキング。二十歳でアルコールも

アクエリアスのCMではサッカーのプレーも見せた遼

　まだちょっと時期が早いが、2011年のCM王はやはり石川遼になりそうだ。

　というのも、今年6月までの上半期男性タレントCM起用社数ランキングで1位をマーク。女性タレントのトップ上戸彩の13社も超える総合1位に。下半期もこの勢いを持続しそうだからだ。もしそうなれば、09、10年に続き3年連続キングという快挙となる。

　上半期、石川を起用した社は14社。内訳は所属契約のヨネックス、ゴルフメーカーのSRIスポーツ、父親の職業に関係する全国信用金庫協会はもちろん、食品から製薬、電器、生保まで多岐にわたっている。

　3位タイは11社で向井理（おさむ）だが、遼とは3社の差があり、かつての王者、木村拓哉（総合13位タイ、9社）などを見れば遼のすごさがわかろうというもの。スポーツ界からはイチローが8社で総合19位タイ。遼は大リーグのスーパースターも引き離している。

「来月には20歳の誕生日（9月17日）を迎え、アルコール業界からのオファーは必至で、年間ランキング3連覇達成はほぼ間違いなさそう」（ある大手代理店）

　ゴルファーがゴルフ以外のCMに出るということは、ゴルファー層の拡大に効果抜群。子どもたちが遼に憧れ、ゴルフを始めるきっかけになるからだ。

　そのさきがけとなったのは1972、3年頃のジャンボ尾崎だった。空前のブームを巻き起こし、ツアー隆盛の祖となり、全国的な人気者となった尾崎はゴルフメーカー以外の、家電シャープのCMに登場。それを見てプロゴルファーを志す子どもたちも多かったのである。