週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 5/24号

2011/5/16更新

被災地仙台に春が来た！
松山英樹の東北福祉大がシーズンイン

　マスターズでローアマに輝いた松山英樹（東北福祉大）。帰国後は牛乳配達などボランティアに汗を流していたが、６月の団体戦に向け練習再開。他大学も、調整を続けている。

オーガスタでの弾けた笑顔をまた見たい！

　松山の東北福祉大も属する関東学生ゴルフ連盟の春季リーグ戦は中止となったため、次なる目標は６月に北海道で行われる大学対抗戦。同大の阿部靖彦監督によると「ゴルフ部の学生たちも4月20日までには全員戻ってきており、練習を再開した」とのこと。授業も５月９日再開で、被災地・仙台にも日常が戻ってきている。

　気になるのは、全米オープンの最終予選出場も取りざたされる松山の今後のスケジュールだが、「彼はプロではなく学生ですから、目指すはアマチュアの頂点でしょう」７月に愛知で行われる日本アマ、８月に中国で行われるユニバーシアード、同じく８月に三重で行われる日本学生選手権への出場が濃厚だ。

　また、春季リーグ中止の影響は「打倒・東北福祉大」を目指す他大学のゴルフ部でも同じ。日大の和田光司監督は「団体戦が中止になったのは、チームワークを作り上げていく意味でも厳しい。個人戦での調整を余儀なくされている」

　また、法政大の田中徳市監督は「試合ができないので、大学対抗戦に出場する女子は、開催の10日ほど前には現地（北海道）入りさせて調整させる」とのこと。６月の北海道は学生ゴルファーたちでアツくなりそう。松山の動きと合わせて注目したい。