週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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藤田、カイマー、アン…
日米欧の男女ツアーでもっとも活躍したプロ

　欧州ツアーはもう2011年シーズンが始まったが、10年シーズンの各ツアーの最優秀選手が発表された。なかでも珍しいのは欧州では２人が最優秀選手に選ばれたことだ。

左から各ツアーの2010年最優秀選手。日本男子　藤田寛之（P）、日本女子　アン・ソンジュ（成績が反映）、米男子　ジム・フューリック（投）、米女子　ヤニ・チェン（P）、米シニア　ベルンハルト・ランガー（投）、欧州男子　マーチン・カイマー（投）、グレーム・マクダウェル（投） 注）（P）はポイント、（投）は識者の投票

　その２人とはマーチン・カイマーとグレーム・マクダウェル。２人の選手が欧州ゴルファーオブザイヤーに選ばれるのは同ツアー史上初めてのことという。

　欧州は識者の投票によって最優秀選手が選ばれる仕組みで、４勝したカイマーは順当だったが、マクダウェルはUSオープン優勝の他にライダーカップでの活躍、12月開催のシェブロンチャレンジでタイガーを破って優勝したことが評価されたようで、同時受賞となった。

　一方、成績をポイント換算して決められる米女子ツアーではヤニ・チェンがプレーヤーオブザイヤー（POY）のタイトルを獲得。最後の最後までPOYにこだわり続けた宮里藍は９ポイント差で涙を飲んだ。

　ポイント制のために、後味は悪くなく、「来季も受賞を狙いたい」とは宮里だが、あるいは、これが識者の投票による受賞者選びなら、年間最多の５勝している宮里も選ばれていたかもしれない。

　ほかには、日本男子もポイントで藤田寛之が、女子は賞金女王が自動的にMVPを受賞するシステムでアン・ソンジュが、新人賞も同時に受賞した。

　
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