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週刊ゴルフダイジェスト 9/28号
2010/9/20更新

外国人の集客を狙って全国に先駆け
4カ国語の冊子を作成。その成果は?


全国に先駆けて4カ国語の冊子を作ったが…

 昨年6月に富士山静岡空港が開港、韓国(ソウル)中国(上海)との直行便が就航したことを受け、静岡県ゴルフ場協会が日本語、英語、中国語、韓国語表記によるパンフレット「ゴルフのマナー」を作成、両国の旅行代理店や県内のゴルフ場で配布していた。

 この冊子には県内ゴルフ場の情報のほか、温泉の有無も書かれており、海外の人向けに日本のゴルフ場を紹介している。これを読んでもらい、ひいては集客に利用しようというもうのだった。

 が、意に反して開港から1年3カ月経った今、空港周辺のゴルフ場でも「海外からのゴルファーは月に1組くらいです」(ホロンGC)と、思ったほどの効果が出ていないのが実情だ。

 というのも、静岡では、「空港周辺のゴルフ場は韓国、中国からの集客を期待しているが、静岡県は東西に長いために空港から遠いゴルフ場が多く、そこでは外国人客の受け入れを考えていないところもあります。各ゴルフ場で外国人の集客の考え方に温度差がある」(静岡県ゴルフ場協会・増田浩三氏)という。

 とはいえ、静岡県文化・観光部空港利用政策課によると開港1年間(2009年6月4日~2010年6月3日)の搭乗率は韓国便69.3%、中国便50.5%だったが、今年7月は韓国便75.4%、中国便60.1%と静岡を訪れる韓国・中国人客は増えてきている。

 せっかく作った4カ国語の冊子を無駄にしないためにも、空港に近いゴルフ場は海外ゴルファーに、もっと積極的にアピールすれば、今後集客が進むと思われるのだが。

 
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