週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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ライバルはコンビニ。
ようやくまともな値段の朝食を出すゴルフ場が現れた

単品で注文ができるところが人気の秘密

　最近では、コンビニでおにぎりなどを買って朝食にするというゴルファーが増えているが、これに対抗すべくゴルフ場も安さとお手軽さを売りにする朝食を出すところが出てきた。

　市原GC市原コース（千葉県）では今年から「おにぎりCLUB」のコーナーを設置。おにぎり（120円・具材は日替わりで５～６種）のほか、とん汁（105円）、ゆで卵、ひじき煮、サラダなどの小鉢（各52円）を販売している。

「朝はコンビニでおにぎりを買ってくる人が多い。それだったら、ゴルフ場に来てからコンビニと同じ値段で食事してもらえればと考え、スタートしました」（担当者）
これがゴルファーに好評で、朝食として食べるゴルファーのほか、ハーフ終了の昼食までのつなぎで、おにぎり１個、ゆで卵１皿という単品の注文も多いという。

　ゴルフ場運営大手のアコーディア・ゴルフでは2008年12月に打ち出したゴルフをより楽しんでもらう「もっとGOLFプロジェクト」の第一弾としてレストラン改革を実施。朝食はコーヒー・紅茶、ゆで卵、パンを390円で自由に食べてもらうセルフサービスをスタートさせた。この390円朝食は今ではすっかりゴルファーに根づいているという。

　こうしたなかで「朝食無料」の思い切った施策を打ち出しているところもある。塩原CC（栃木県）では５年前からトースト、うどん、おかゆ、ゆで卵、サラダ、コーヒー、ミルクなどのメニューを無料で好きなだけ食べてもらうバイキング方式を、曜日に関係なく、全日午前7時～9時30分まで実施している。
「当初は有料にすることも考えましたが、金額的にそれほど大きな利益も期待できないので、それならお客様のサービスに徹しようと無料にしました」（担当者）

　ゴルフ場の朝食は、コースによっても違うが１人1,000円近い料金のところもある。しかしワンコイン以下で食べられるなら言うことはない。格安、お手軽なコンビニ朝食、もっと多くのゴルフ場に広がってくれればいいのだが。

　
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