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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 10/20号
2009/10/9更新
磨り減ったらヘッド交換できる!
米国で発売された新発想ウェッジとは?

SLEルールの代償としてヘッドの“調節性”が認められたことで、ヘッドとシャフトを自由に組み合わせられる「i-MIX」(キャロウェイ)、フェースアングルが変えられる「FCT」(テーラーメイド)など革新的なアイデアが盛り込まれたクラブが登場したが、これらに続いて、今度はフェースの交換ができるウェッジが現れた。

「xFT」(Exchangeable Face Technologyの頭文字)といわれるフェース交換システムを採用した新しい『TPウェッジ』を開発、10月から米国市場での発売を予定しているのはテーラーメイド。交換方法は、同社の『R9』と同じトルクレンチを使用して、フェースプレートを固定する2本のビスをゆるめ、新しいプレートを取り付けて締め付けるだけで、誰でも簡単に作業できるという。

フェース交換方式のクラブとしては、これまでにも『フィッシャーパター』(フィッシャーゴルフ)などがあった。しかし、ニュー『TPウェッジ』の最大の売りは、使い込んで磨り減ったフェースプレートを新品に交換するだけで、クラブを買い替えなくてもスピン性能が新品ウェッジ同様に復活するところにある。

ニュー『TPウェッジ』の小売価格は129ドルで、これに対して交換用フェースは39ドルなので、ユーザーの負担は90ドル軽減されるが、実はそれ以上のメリットがこのウェッジにはある。

プロや上級者の多くは、ソールやフェースの形状に何らかの手を加えているが、新品のウェッジに交換した場合、数値をぴったり合わせても微妙にフィーリングが違うため、調整には非常に多くの手間と時間がかかる。その点、ニュー『TPウェッジ』ならば、フェース交換を行うことで、フィーリングは損なうことなく、常に最良のスピン性能を発揮させることができる。

また、ニュー『TPウェッジ』は、来年1月1日から順次導入される新しい溝の規則にも対応している。ハイスピン仕様の「Zグルーブ」スコアラインを採用したフェースプレートのほかに、新規則に適合する「ZTPグルーブ」のフェースプレートが別売りで用意されており、フェース交換だけで新規則適合ウェッジが手に入るという寸法だ。

このウェッジ、日本発売は未定とのことだが、並行ショップなどに並ぶ可能性もあるので注目したい。

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