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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 10/13号
2009/10/2更新
キーワードは「ちょい長尺」と「プチデカヘッド」
この秋出るドライバーの最新情報

すでに店頭に並んでいる2009年秋モデルから、年内に発売が予定されている来年モデルまで、この秋に登場するニュードライバーの傾向を探ってみた。共通するキーワードは、「ちょい長尺」と「プチデカヘッド」。気になるドライバーの最新情報をお届けする。


ブリヂストンのもう1つの主役、Xドライブ703はすでにプロが実戦使用中

 SLEルールで制限された飛距離を長さで補うのは、シニア向けの長尺ドライバーでなくとももはや常套手段といっていい。

 ベースモデルの『R9MAX』と比べても0.25インチ長い45.75インチで登場するのは『R9MAXタイプE』(テーラーメイド・10月発売予定)。ピンの『G15』と『i15』(発売中)も従来モデルから引き続き45.75インチを標準の長さとしている。

 また、09年秋モデルとして登場した『スウォード・スナイプウッド』(カタナゴルフ)は、同社のメインターゲットであるシニア層から40代前後まで対象を広げた商品だが46インチの4軸シャフトを採用するなど、飛びを前面に押し出したドライバーだ。

 45インチ超の「ちょい長尺」ブームはアスリートモデルにも波及しそうだ。そのきっかけを作ったのは、08年に発表された45.25インチと45.5インチを揃えた『ツアーステージXドライブ701』シリーズだが、この12日に発表された『スリクソンZ-TX』(SRIスポーツ)も従来モデルより0.25インチ長い45.25インチで登場した。

ライバルブランドのツアーステージにはには45.5インチモデル(Xドライブ701G)もあるが、この長さに落ち着いた理由は、
「長くするほど飛ぶ要素は大きくなりますが、難しさも出てきます。プラス0.25インチは微妙な違いに思えますが、クラブトータルとしての性能を考えた場合、効果の出てくる長さです」(SRIスポーツ、ブランド推進室主査・佐伯実氏)

 アスリートモデルの場合は、「プチデカヘッド」もキーワードとなりそう。対象ユーザーの広い『スリクソンZ-TX』は460CC1本だが、プロと上級者にターゲットを絞り込んだモデルはフルサイズよりもやや小さめのヘッドが多い。

 宮里優作、平塚哲二らがすでに試合で使っている『ツアーステージXドライブ703』(年内には発売という)は、445CC前後のディープフェースデザインが特徴。操作性の向上と低スピン化という狙いが明確なモデルで、いち早く8月から使い始めた宮里優作は「強い球が出るようになった」と評価している。

 また、最近は460CCしか出していなかったキャロウェイが上級者を意識した440CCドライバー『レガシーツアー』(11月上旬発売)を発売する。

 このほか、ヤマハでもヘッドが小振りな『インプレスXV201ツアーモデル』を開発し、谷口徹や藤田寛之が実戦で使い始めたとの情報もある。

 ここで、どうしても触れておかなくてはならないのが、フルモデルチェンジを控えた『ゼクシオ』と『ツアーステージV-iQ』についてだ。

『ゼクシオ』に関する情報は今のところ漏れ伝わってこないが、市場で独り勝ちを続ける『ゼクシオ』に対して、『ツアーステージV-iQ』がどんなクラブをぶつけてくるのか。ブリヂストンスポーツでは10月19日にニューV-iQの発表を予定しているが、ニューセクジオや他の新製品も含めて、その性能が気になるところだ。

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