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週刊ゴルフダイジェスト「BACK9」の内容を、バックナンバーとしてほぼそのまま転載しています。
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週刊ゴルフダイジェスト 5/10-17
2005/4/27更新
ゴルフ場保有ランキングで分かった
2大外資と国内勢の新たな「勢力図」
 ここ数年、ゴルフ場買収の主役を張ってきた外資2社の系列コースが、事実上遂に同数になる一方、急速に保有コースを伸ばしている国内新興勢力の台頭が著しい。ゴルフ場買収戦線に何が起きているのだろうか。

『トップ』を張る2大外資のうち、ゴールドマン・サックス(以下、GS)の系列コースは正確には85コースだが、内定分の私市グループ6コースと木更津を含めると92コース。ローンスター(以下、LS)は正確には78コースだが、内定分の大洋緑化グループ14コースを含めると、同じく92コース。ここ数年、抜きつ抜かれつトップを争い続けてきた2社が、奇しくも同数で並んだ。

 もはや量の競争は一段落、質の追求にステージは移った感もあったが、そんな空気を破ったのが、今年3月下旬、GSが経営改革委員会の向こうを張って、西武グループに買収提案を仕掛けた、という日経の報道だ。

 3番手・西武グループの46コース買収に、GSが名乗りを上げたともとれるこの報道、実際にGSの提案が通って、46コースがGS傘下に入れば、勢力図は大きく塗り変わる。

 ところが、この報道について、「記事にあるような提案を受けた事実はない。経営改革委員会にも確認したが、知らないと言っていた」(コクド広報担当)、GSも「記事にあるような提案をした事実はない」(GS広報)と、双方とも全面否定。

 報道からは経営改革委員会の提言通り、近々資産処分が始まるかのような印象を受けるが、実際には「4月1日付で発足したプロジェクトチームで、提言を前向きに検討している段階。北海道の富良野についても、ホテルの目の前にある18Hのコースを、36Hの富良野GCに統合しただけで、18Hのコースはウチの経営のまま経営形態を変えるべく検討中。もともとあった計画通りで、改革委員会の提言とは無関係」(コクド広報)だという。

 コクドの株主が誰なのか、という問題も訴訟が起きたまま閉塞状態。西武系列コースが再編の目玉になるのはもう少し先になりそうだ。

 一方で、着々と傘下コースを増やし、富士カントリーグループを事実上抜いたのが、その富士カングループから富岡倶楽部を取得した、ユニマットグループ。富士カングループは昨年暮れから今年にかけての再編で、1年前の25コースから内定分も含めると12コースに大きく後退。

 これに対してユニマットグループは着々と傘下コースを増やし、4月19日付で三井化学から白鳳CCを譲り受けたことで、傘下コースは12コースに。経営再建中のダイエーの創業者が保有していたオリエンタルGCのスポンサーにも内定しているので、この分を含めると富士カングループを抜いて13コースになり、東急、市川造園、太平洋といった上位グループが射程圏となってくる。

 経営会社であるユニマット・リバティ社は、4月1日付でコースの経営にあたる事業部を、一般コース担当の第一ゴルフ事業部、高級コース担当の第二ゴルフ事業部に分けたほか、新規取得専門の部隊も新設するなど、意欲満々。

「昨年まではがむしゃらにやってきたが、今期は社内の体制も整った。飲食部門も切り離し、ゴルフ専門に本腰を入れてやっていく」(同社)という。

 また、オリックスグループは、昨年秋、富士カン系列の小萱チェリー、出島、市原を取得し現在10コース。内定が噂される、御嵩花、一志温泉、伊勢大鷲、伊勢二見、稲武の5コースが、噂通りオリックス傘下に入れば、一挙に15コースという計算になる。

 このほか、森トラスト、東京建物など躍進著しい国内勢が目白押し。「投資採算に見合うものがあれば買っていく。方針は以前から変わっていない」(GS広報)というが、そのGSが緑営グループのコースのうち、採算が合わないと見られる5コースを切り離すなど、質重視の方針に舵を切ったことは間違いない。

 民事再生などを経て外資に買われたコースも、採算に合わないコースが徐々に売りに出されてきている。その一方で、負の遺産の処理が済んだ企業や、景気回復の恩恵を受け、急成長している新興企業など、買い手としての体力を備えた国内勢も増え、第二次再編は既に始まっていると見ていいだろう。

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